こむら返りは冷えのサイン
コロナの感染者が日を追うごとに増え、家飲みを楽しみにされている方も多いことだと思います。
何を隠そう、私もその一人。
仕事で汗をかいた後のお風呂上がりのビールは最高に美味しいです。
しかし、そんな日の夜は、決まって足がつってしまい、もうやめようと反省します。
これは、自分なりに「脱水による冷え」が原因ではないかと考えています。
私たちの体は、暑いと汗をかいて、汗を蒸発させることで体の熱が奪われるようにし、体表面の温度を下げます。
これは体内の水分を失うことになるので、脱水が進みます。
次に、入浴も発汗を促す行為なので、脱水が進みます。
そして、アルコールには、利尿作用があるので、追い討ちをかけて、脱水を招きます。
脱水が起きると、どうなるのか?
血液中の水分が不足して、血流が低下します。
私たちは、食事で栄養を取り込み、腸で吸収します。
また、呼吸で酸素を取り込み、肺で吸収します。
腸や肺で吸収された栄養と酸素は、血液の流れに乗せて、細胞に運ばれます。
血流が良いと、体の隅々まで酸素と栄養が行き渡り、血行が良くなり、代謝がアップします。
一方、血流が低下すると、体の隅々まで酸素と栄養が行き届かないで、血行が悪くなり、代謝が悪くなり、冷えます。
一見、夏で暑くて、お風呂で温まっているから、冷えとは無縁なように思えますが、これが、「脱水による冷え」の正体です。
また、発汗すると、水分と同時に、ミネラルも奪われます。
そのため、水分とミネラルの補給が大切です。
水分は1日に1.5から2リットルの摂取が理想的です。
しかし、お客様に水分の摂取をお勧めすると、「そんなに飲めない。」という言葉が返ってきます。
普段、水を飲み慣れていない方は、水に塩を少量入れて飲むのもお勧めです。
塩(’ナトリウム)には、ミネラルがたくさん含まれます。
また、水を飲むのが苦手な方には、夏野菜もお勧めです。
トマト、枝豆、モロヘイヤ、ゴーヤ、パプリカなどの夏野菜は、水分が多くミネラルが豊富です。
また、赤や緑など彩りも良く、元気がもらえて、目からも食事を楽しむことができるでしょう。
旬の食材を食事に取り入れる事は、とても理にかなっているとおもいます。
私の祖母も、よくトマトやきゅうりに塩を振って食べていました。
昔の人は、栄養学など学ばなくても、体に耳を傾けて、何が必要かをちゃんとわかっていたのですね。
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