O脚の方は要注意!ハイヒールがしんどくなったら腰痛予備軍
コロナで見かけなくなったハイヒールですが、最近、女性誌がまたヒール靴を取り上げ始めているのを見ました。
3年間、履きやすいスニーカーやサンダルで過ごして楽なことを覚えてしまったのに、また、ヒール靴が流行るのか?
少々、疑問はあるものの、今年はイベントも戻り始めているので、久しぶりにドレスアップして、ヒール靴を履くことがあるかもしれません。
そんな時は、要注意!
なぜなら内転筋が楽してしまったために、しっかりと履きこなすことができなくて、腰痛になる恐れがあるからです。
先日、50代のデパートに勤務する女性が、職場でハイヒールを履かなければならないため腰痛になったとお悩みでした。
その女性は、細身で手脚が長く、おキレイな方でしたが、O脚なのが気になりました。
ご自身は、ハイヒールが原因で腰痛になったと思っていらっしゃるご様子でしたが、わたしは内転筋の衰えによりO脚になり、その結果、ハイヒールが履きこなせなくて腰痛になっているのではないかと思いました。
実際、若い頃は、ハイヒールでも問題なかったそうですが、50歳頃から、しんどくなって来たそうです。
それは、内転筋の衰えによるものかもしれません。
長年、この仕事をしてきて、多くの腰痛の方が内転筋が痩せていたり、弾力がないことに気がつきました。
そのせいで、太ももの外側(大腿筋膜張筋)が張ったり、硬くなってしまい、脚が外側に引っ張られて、筋膜を介して臀部や腰部まで緊張し、腰痛になることが多いです。
このタイプの腰痛は、細身の女性に多いように感じるのですが、O脚だったり、歩き方が内股で小股だったりするのが特徴です。
そういうお客様には、下半身のオイルマッサージで、緊張した筋肉を緩ませることが効果的で、腰痛が楽になることが多いです。
しかし、内転筋を鍛えなければ、いつもの歩き方で、すぐに元に戻ってしまうので、栄養と運動も必要です。
内転筋にハリを戻すには、まず、良質なタンパク質をとることが必要です。
つまり、肉、魚、大豆製品、卵、乳製品です。
次に、内転筋を鍛えるのに一番良い運動は、階段の登り降りです。
普段から、エレベーターやエスカレーターは使わないで階段を利用する習慣をつけるとか、テレビを見ながら、踏み台昇降をするとかでも良いです。
また、歩き方を見直して、日頃から大股で一直線状を歩く癖をつけておくと良いでしょう。
ウォーキングをする方ならなおさら、なんとなく歩くだけではもったいないので、これからは意識をして歩いてみてください。
それが難しい方は、両足のかかとをつけて、つま先立ちをするだけでも良いです。
わたしは、受付で立つことが多いので、これをよくやります。
この運動は、同時に骨盤底筋も鍛えてくれるので、尿漏れや尿失禁にも効果がありますよ。
何もしないで放っておくと、筋肉がどんどん硬くなり骨が引っ張られ変形してしまいます。
そうなると、残念ながらサロンのケアでは元に戻すことはできません。
日頃から、オイルトリートメントで筋肉を緩めておきましょう。
デヴィ夫人は、82歳になった今でも10センチのピンヒールを履いているそう
あれほど美しく履きこなすには、しなやかでハリのある内転筋を維持しなければなりません。
スポーツは好きだけど、運動はしない彼女。
きっと、この10センチのピンヒールが筋肉を鍛えてきたのでしょう。
筋肉は一日にして成らず。
されど、筋肉は裏切らない。
しなやかでハリのある内転筋で、デヴィ夫人のように、いつまでもヒールを履きこなしたいものです。
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