コロナ以外のマスクが手放せない肌事情

マスク生活になって、早2年半が過ぎましたが、一向にマスクを取るという動きは見られません。
それどころか、案外、マスクが楽なことに気がついてしまった人も多いことでしょう。

例えば、わたしの場合、朝のゴミ出しは、以前ならしっかりメイクをしてから行っていましたが、最近は、眉だけ書いて、マスクをしていくようになりました。

仕事の時も、マスクを外す事はないので、口紅はつけなくなりました。
(反対に、マスクが口紅で汚れて不衛生ですし‥)
最近では、口紅の減りが少ないので、化粧品代がかなり浮いて助かります。

私の知り合いには、マスク生活になってから、急にモテ始めた女性がいます。
勝手にその理由を考えたところ、マスクをすることによって、欠点だった口元が見えなくなり、反対に、もともとチャーミングだった目元が際立つようになったからだと思います。

その女性は、口元が少々だらしなく、いつもぽかんと口を開いている人でした。
わたしは、老婆心から、「口を閉じていれば、もっと利口そうに見えるのに。」などと思っていました。

きっと、世の中には、彼女のような女性は、他にもいると思います。
そのため、国からマスクを外すことを義務付けられない限り、自分の意思で、マスクをし続けるかもしれないとさえ思います。

そもそも、欧米人がマスクに対する拒否感が強かったのに対して、日本人にマスクが定着した理由は、口の表情に対する考え方にあると言われています。

アメリカでは、娘が生まれると、レディーになるために笑顔の作り方を教育するそうです。
そのため、歯の治療も含めて口腔ケアにとてもお金を使います。

一方、日本では、「目は口ほどにものを言う。」ということわざからもわかる通り、目を使って相手にものを伝えようとします。

アメリカの絵文字と日本の絵文字を比べてみれば一目瞭然。
アメリカの絵文字には、口と目の表情が描かれるのに対して、日本の絵文字には、目の表情しかありません。

そのため、日本人は、マスクで口の表情が奪われてもさほど抵抗がなかったと考えられます。

さらに、マスクによる肌トラブルを抱えた人は、今、マスクがなくなったら困ると思います。

実は、私もその一人。
最近、口の周りの筋肉が衰え、口の横がたるんできました。
やはり、人から見られないという事はだめですね。
自分では、マスクをしていても、いつも通りに、お話ししているつもりでしたが、緊張が足りないのかもしれません。
セルフマッサージをしなければ‥なんて思う今日この頃です。

その他、サロンでマスクによる肌トラブルで一番、多いのがニキビです。
マスクをしていると、湿度が高くなり蒸れるため、アクネ菌が繁殖しやすくなりニキビができやすくなります。
ニキビの原因については、以前書いたブログ記事  「ニキビは頑張り屋さんの勲章」  をご参考ください。

最近、こんな方もいらっしゃいました。
マスクの生地が擦れる部分に、縦に黒ずみができていました。
肝斑に似ていましたが、輪郭がもっとしっかりとしていました。

これは、よく、ナイロンタオルでゴシゴシ体を洗っている人に見られる色素沈着に似ています。
きっと、長期にわたり、マスクの硬い生地が頬に触れたため、摩擦により肌が慢性炎症した状態が続き、色素沈着を起こしたと考えられます。

日頃、メガネをしている方が、メガネの鼻パッドにより圧迫された部分にシミができているのは見た事がありますが、マスクによるシミは今回、初めて見ました。

本当ならば、マスクをしないのが一番、良いのですが、そのお客様は受付業務をしていらっしゃるため、職場ではマスクを外すのは難しいそうです。

そういう場合は、マスクのサイズが小さいと擦れやすいので、顔の大きさや形に合ったものを探してみると良いでしょう。

また、機能面では不織布が推奨されていますが、可能であれば、ガーゼやシルク、ウレタン製のマスクの方が当たりが柔らかいので、試してみると良いかもしれません。

残念ながら、エステティックの技術では、このシミをとることは難しいです。
最近では、美容皮膚科として外科的な治療を行なっている病院もあるので、お悩みでしたら、そういうところにご相談された方が良いと思います。

マスクによる弊害は、肌トラブルだけではありません。
今、日本で、これだけコロナが拡大しているのは、マスク生活により、免疫力が低下したからではないかとさえ思ってしまいます。

アフターコロナを見据えて、今から肌トラブルを改善しておきましょう!
早く日本に素敵な笑顔が溢れますように‥


マスク肌トラブルトップ3
1. ニキビ
2. たるみ
3. シミ

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